マラソンの腕の振り方
ランニングやマラソンでは腕の振り方も大切ですね。
レース中の膝の痛みなどのトラブルを防ぐ上でも、腕を振ることで体のバランスがとれ、足の運びがリズミカルになるのです。
試しに両腕を両脇につけて走ってみると、腕の振りの大切さが分かってくる筈です。
特にマラソンなどの長距離を走る場合は、肩から手首までの力を抜いて、肘を軽く曲げてピッチを意識しリズムをとりながら軽く腕を振るようにするのが良いと言われています。
ですが、あくまで腕の振りは足の運びを助けるサポートの為の動きになり、腕の振りばかりに気を取られて、足の運びが疎かになってはいけません。
従って、マラソンの腕の振り方は、手の力は入れずに軽く握り、腕の振りは小さく肩上から見て「ハの字」になるのが自然で、前に腕を振る時にはみぞおちの前で交差するようにし、後ろに腕を振る時には少し外側に振り出すようにします。
また、肘から先や、手首だけで腕を振るのではなく、肩を支点にして腕全体で振るようにします。
このように「ハの字」の左右対称の腕の振りをすることで、足の運びを助けて、ロスの少ない効率的なランニングフォームを作る基本になります。
そして、この「ハの字」の腕の振り方が腰の滑らかな回転をサポートして、伸びのあるストライドで走れるようになってくるのです。
ただ、あまり腕の振りを意識しすぎると返って腕に力が入ってぎこちなくなってくるので、練習では軽い腕の振りを心がけるようにしましょう。
では、どのようにすればいいのか、この渡邉高博の膝サポート走法(DVD)では、良い例と悪い例を交えて、映像で分かりやすく解説してあるので、年配の方や女性でも、体に負担なく楽に速く走れるようになることで、タイムが伸びるでしょう。
腕を強く振ろうとしていませんか?