骨盤を上手く使って走ろう!
市民マラソンなどの大会を見ていると、後続ランナーほど筋力を無駄使いして走っていますね。
マラソンのように長い距離を効率よく走リ続ける為に最も大切なのは、体がブレないように走ることです。無駄な動きをしていたり、効率の悪い走り方をしていては、42.195kmという距離を無事に完走することも出来ません。
そして、走る時のポイントは、肩甲骨と丹田、骨盤を意識してブレないように走ることです。
一般的に理想的なランニングというのは、体の重心である丹田から伸びた紐を前から引っ張られるように進んでいくと言われています。
したがって、その様に走る為には、しっかり肩甲骨を動かし、骨盤から自然と足が前に出るように走ることです。逆に、無駄な動きが多く走る時に体の軸が上下左右にブレていると、前に進む推進力が弱くなってしまうんですね。
肩甲骨の動きはランニングの原点とも言われるように、上半身と下半身を結合する骨盤への動きへと連動するように腕をしっかり振って肩甲骨を十分に動かすようにします。
そして、丹田(お腹)に力を入れて骨盤を前に傾ける為に、腰を軽く前傾させるようにします。すると骨盤が動くと自然に足が前に出てくるようになります。
イメージとしては、頭の先から足の裏まで1本の軸になるように思い描くと良いと思います。
ですので、足だけが前に着地させるのではなく、体の真下に来るように着地させ、しっかり全体重を乗せるようにします。着地後は、地面からの反発力によって身体の重心が前に移動するようになります。
このような走り方をすると、「省エネで走る」という事にもなり、重力という下向きの力を着地の際に捨てずに、そのまま蹴りの推進力とすることが出来るので、膝などを痛めることが少なくなります。
ただ闇雲に走りこんだり、練習しても、年配のランナーほど体(とくに膝)を壊してランニングを楽しむことができなくなってしまいます。
フルマラソンを完走している年配ランナーに共通するランニングフォームとは?