マラソン中に痙攣が起きたら
フルマラソンなど、これまでにない長い距離を走ったり、トレーニングのレベルを上げた後には、膝に痛みが出るなど体に障害が起こりやすくなるものです。
また、足がつるなど、ふくらはぎの筋肉が急に収縮して、強い痛みから動かせなくなることがあります。このような痙攣が起こりかけたら、急に止めらずにゆっくり歩きながら痙攣が収まるのを待つと良いです。
もし、強い痙攣が起きて動けなくなった場合は、じっとして回復を待ち、出来るようならストレッチやマッサージをすると、それだけ早く治るでしょう。
こうした足がつるなどの痙攣は、暑くて脱水症状が進んでいる時や、寒い時に起こりやすくなると言われています。
対処としては、冷やしすぎないようにして、スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給することで起こしにくくすることが出来ます。
また、マラソンなどの長距離走ることで起きるのは、膝の痛みや痙攣などの筋肉の関節などの障害ばかりではありません。
酸素欠乏症など内科的な体の不調が起きる事もあります。
したがって、何処にも痛みが無くても、なかなか疲労感がとれずその状態が続いているようなら、トレーニングの強度や量を減らしてみて下さい。
このようにトレーニングをする時は、急にはレベルアップをしないようにしたり、レベルを上げたなら、身体に負担がかかりすぎていないか、しばらく様子を見ることも大切です。
何故なら障害が起こりやすいのは、しばらく経って疲れが溜まってきた頃だからです。
特に中高年の方は、走ると言うと辛くて苦しいことと思い込んでいるかも知れませんが、マラソンはやり方次第では、充実感が味わえて全然苦しくないスポーツです。
それどころから、必死に息を切らしながら走ったり、天気に関係なく雨の日も風の日も練習するといった方法では、上達できなばかりか、膝を痛めたり、足がつるなど痙攣を起こしたりと、怪我の原因にもなるんですね。
マラソンを速く走るには、息を切らせて、ぜいぜい言うような苦しい練習は必要ありません。
それよりも正しい楽なフォームを身につけてちょっと汗ばむ程度で気持ちいいくらいの速さで走って練習している方が、次第に早く走れるようになってくるものです。
古い観念を捨てれば、走ることは快適になってきます!